腰痛と冷え

自律神経のバランスの乱れはからだ全体の不調の原因に

体が冷えることで起こる影響

体が冷えると、末端への血流低下、緊張亢進、産熱のための筋肉の収縮、交感神経の緊張などが全身の変化として徐々に感じられてきます。一時的に体温が低下しても、体の恒常性(一定に保つ機能)のはたらきによって、体温は下がり過ぎないように維持されます。体温を高く維持する為には、筋肉のふるえで産熱をしたり、汗が出るのを抑えるため汗腺を閉じたり、末端(指先など)や体表面の血管を収縮させて血液が冷えにくいようにしたりと色々体が反応します。

冷えによる自律神経のバランスの乱れ

長時間、寒さにさらされていれば、その恒常性を維持する機能も疲労してしまいます。特にこういった機能をコントロールしているのは、自律神経のはたらきによるものです。そのため、体が冷えた後から調子が元に戻りにくい、だるさがあるなど、体の不調が続く場合には、自律神経のバランスが崩れた状態になっている可能性があります。

冷えによる循環不全(虚血)と強い緊張

筋肉の痛みを出しやすいものとしては、循環不全(虚血)と強い緊張です。産熱のために小刻みに筋肉を収縮させていたのですから、疲労物質がたまったり、収縮によって筋肉が傷ついていたりしています。循環がよければ血液が疲労物質を流してくれますが、末端や体表面の血管が収縮してしまうと十分な血液量がいきわたりにくい状態になってしまいます。血液がいきわたることで筋肉が修復していくので、気付かずそのままの状態にしておくことで、腰周りの筋の痛みを感じることがあります。